3.Sendmail用WinWrapperの基本設定
3.1.はじめに
Sendmailについてのルールを作成する前に、WinWrapperの基本設定を削除する必要があります。
一度、ファイアーウォール設定をすべて削除してください。
デフォルトのファイアールールは以下のようになっています。※ファイアーウォールを有効にし、ルールアシスタントを無効にしてください。
デフォルトのルールを一度すべて削除します。削除するルールを選択し、[削除]ボタンを押すことでルールの削除ができます。
※DNSルールについては削除しなくても結構です。以後同じルールを作成することになります。
削除後のファイアーウォールの設定画面は以下のようになります。
3.2.DOMAINルールの作成
SMTPサービスでは名前解決が必要になってきます。ここではSMTPサービスを利用する為に必要となってくるDOMAINサービスのルールを作成します。
※3.1の事前設定にてDNSルールを削除していない場合はDOMAINルールの作成は必要ありません。
以下の手順でDOMAINルールを作成してください。
ファイアーウォールタブの「追加(D)」ボタンを押し、ルールの作成を開始します。
名前の項目はDOMAIN(DNS)サービスとわかるように記述します。
ここでは、「DOMAINサービスUDP(両方向)」と設定します。
動作を「許可」、向きを「両方向」、プロトコルを「UDP」と設定します。アプリケーションタブは「すべてのアプリケーション」に設定します。
設定後の画面は以下のようになります。
次に、サービスタブの設定を行います。
リモートサービスの欄は「サービス指定」を選択し、サービス名かポート番号の欄には「53」を指定します。
ローカルサービスの欄は「すべてのサービス」を指定します。
設定後の画面は以下のようになります。
次に、アドレスタブの設定を行います。
リモートアドレス、ローカルアドレスともに「すべてのアドレス」を選択いたします。
設定後の画面は以下のようになります。
ここでは、有効期間、ログの設定は致しません。
作成したルールは以下の表のようになります。
名前 DOMAINサービス(両方向) 動作 許可 向き 両方向 プロトコル UDP アプリケーション すべて サービス(リモート) 53 サービス(ローカル) すべて アドレス(リモート) すべて アドレス(ローカル) すべて 有効期間 設定なし ログ 設定なし
以上でSendmailサービス用設定の初期設定は完了です。