3.7.Sendmail Web Configルールの作成(リモート)
Web経由でSendmailサーバの管理を行う場合、メールサーバーのポート5000番(Sendmail Web Configサービス)にアクセスし、管理を行います。ここでは、Sendmail Web Configサービスに関して必要なルールを設定します。
ここでは、管理者(IPアドレス:192.168.10.1と仮定します)のみがリモートアクセスできるルールを作成します。
以下の手順で、SendmailWebConfigルールを追加してください。
ファイアーウォールタブの「追加(D)」ボタンを押し、ルールの作成を開始します。
名前の項目に内向きSendmailWebConfigルールと分かるように記述します。
ここでは「SendmailWebConfigサービス(内向き)」とします。
動作を「許可」、向きを「内向き」、プロトコルを「TCP」と設定します。以下の画面のようになります。
次に、アプリケーションタブの設定です。
今回作成するルールはSendmailのWeb Confoigサービスのみに適応させるので、SendmailのWeb Configサービスに使用するプログラムのみを指定します。
デフォルトではC:\metaWeb\MetaWebS.exeとなっています。
※Sendmail 3.0ではデフォルトで
C:\Program Files\Sendmail\Apache\apache.exeとなっています。設定後の画面は以下のようになります。
次に、サービスタブの設定を行います。
リモートサービスの欄は、「すべてのサービス」を指定してください。
ローカルサービスの欄は「サービス指定」を選択し、サービス名かポート番号の欄に「5000」と入力してください。
※Sendmail 3.0はポート8890番となっております。
設定後の画面は以下のようになります。
次に、アドレスタブの設定を行います。
リモートアドレスの欄は、「ホスト指定」を選択し、IPアドレスかホスト名の欄に「192.168.10.1(管理者のIPアドレス)」を指定します。
ローカルアドレスの欄は「すべてのアドレス」を選択します。
設定後の画面は以下のようになります。
今回ここでは、有効期間タブ、ログタブの設定は行いません。SendmailWebConfigアクセスを許可する時間帯を指定する場合、またSendmailWebConfigアクセスのログを取りたい場合はそれぞれを設定することで有効になります。
作成したルールは以下のようになります。
名前 SendmailWebConfigサービス(内向き) 動作 許可 向き 内向き プロトコル TCP アプリケーション アプリケーションを指定(※1) サービス(リモート) すべて サービス(ローカル) 5000(※2) アドレス(リモート) ホスト指定:192.168.10.1(※3) アドレス(ローカル) すべて 有効期間 指定しない ログ 指定しない ※1:MetaWebS.exeを指定してください。デフォルトでは以下のようになっています。
C:\MetaWeb\MetaWebS.exeSendmail 3.0のデフォルトでは
C:\Program Files\Sendmail\Apache\apache.exeです。※2:Sendmail 3.0の場合は8890番を指定してください。
※3:複数の管理者(IPアドレス)を指定する場合には同等のルールを複数作成する必要があります。