3.6.Sendmail Web Configルールの作成(ローカル)

Sendmailサーバの管理を行う場合、サーバ上であっても、localhostのポート5000番(Sendmail Web Configサービス)にアクセスし、管理を行います。ここでは、Sendmail Web Config(localhost)サービスに関して必要なルールを設定します。

※Sendmail 3.0をご利用の場合はポート8890番を使用します。

以下の手順で、SendmailWebConfig(localhost)ルールを追加してください。

 

☆外向きWeb(5000番)サービスの作成

ファイアーウォールタブの「追加(D)」ボタンを押し、ルールの作成を開始します。

名前の項目に外向きWeb(5000番)サービスルールと分かるように記述します。
ここでは「5000番WEBサービス(外向き)」とします。
動作を「許可」、向きを「外向き」、プロトコルを「TCP」と設定します。

以下の画面のようになります。

 

次に、アプリケーションタブの設定です。

すべてのWebアプリケーションに対して許可にするので、ここでは「すべてのアプリケーション」を指定します。

以下の画面のようになります。

 

次に、サービスタブの設定を行います。

リモートサービスの欄は「サービス指定」を選択し、サービス名かポート番号の欄に「5000」と入力してください。

※Sendmail 3.0をご利用の場合は8890番を指定してください。

ローカルサービスの欄は、「すべてのサービス」を指定してください。

設定後の画面は以下のようになります。

 

次に、アドレスタブの設定を行います。

リモートアドレスの欄は、「ホスト指定」を選択し、IPアドレスかホスト名の欄に「localhost」を指定します。

ローカルアドレスの欄は「すべてのアドレス」を選択します。

設定後の画面は以下のようになります。

 

今回ここでは、有効期間タブ、ログタブの設定は行いません。外向きWebアクセス(5000番ポートのみ)を許可する時間帯を指定する場合、また外向きWebアクセス(5000番ポートのみ)のログを取りたい場合はそれぞれを設定することで有効になります。

作成したルールは以下のようになります。

名前 5000番WEBサービス(外向き)
動作 許可
向き 外向き
プロトコル TCP
アプリケーション すべて
サービス(リモート) 5000(※1)
サービス(ローカル) すべて
アドレス(リモート) ホスト指定:localhost
アドレス(ローカル) すべて
有効期間 指定しない
ログ 指定しない

※1:Sendmail 3.0をご利用の場合は8890番を指定してください。

 

☆Sendmail Web Config Localルールの作成(内向き)

上記ルールと共に、Sendmail Web Configがlocalhostからのアクセスを許可する必要があります。

以下の手順で、Sendmail Web Config Localルールを追加してください。

 

ファイアーウォールタブの「追加(D)」ボタンを押し、ルールの作成を開始します。

名前の項目に内向きSendmailWebConfig(localhost)ルールと分かるように記述します。
ここでは「SendmailWebConfigサービスlocal(内向き)」とします。
動作を「許可」、向きを「内向き」、プロトコルを「TCP」と設定します。

以下の画面のようになります。

 

次に、アプリケーションタブの設定です。

今回作成するルールはSendmailのWeb Confoigサービスのみに適応させるので、SendmailのWeb Configサービスに使用するプログラムのみを指定します。

デフォルトではC:\metaWeb\MetaWebS.exeとなっています。

※Sendmail 3.0をご利用の場合はapache.exeを指定してください。
デフォルトではC:\Program Files\sendmail\apache\apache.exeとなっています。

設定後の画面は以下のようになります。

 

次に、サービスタブの設定を行います。

リモートサービスの欄は、「すべてのサービス」を指定してください。

ローカルサービスの欄は「サービス指定」を選択し、サービス名かポート番号の欄に「5000」と入力してください。

※Sendmail 3.0では8890番を指定してください。

設定後の画面は以下のようになります。

 

次に、アドレスタブの設定を行います。

リモートアドレスの欄は、「ホスト指定」を選択し、IPアドレスかホスト名の欄に「localhost」を指定します。

ローカルアドレスの欄は「すべてのアドレス」を選択します。

設定後の画面は以下のようになります。

 

今回ここでは、有効期間タブ、ログタブの設定は行いません。SendmailWebConfigアクセスを許可する時間帯を指定する場合、またSendmailWebConfigアクセスのログを取りたい場合はそれぞれを設定することで有効になります。

作成したルールは以下のようになります。

名前 SendmailWebConfigサービス(内向き)
動作 許可
向き 内向き
プロトコル TCP
アプリケーション アプリケーションを指定(※1)
サービス(リモート) すべて
サービス(ローカル) 5000(※2)
アドレス(リモート) ホスト指定:localhost
アドレス(ローカル) すべて
有効期間 指定しない
ログ 指定しない

※1:MetaWebS.exeを指定してください。デフォルトでは以下のようになっています。
C:\MetaWeb\MetaWebS.exe

Sendmail 3.0ではデフォルトでは以下のようになっています。
C:\Program Files\sendmail\apache\apache.exe

※2:Sendmail 3.0をご利用の場合は8890番を指定してください。

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