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Sendmail Advanced Message Server 1.3J WindowsのFAQ(印刷用)
Sendmail Advanced Message Server 1.3J Windowsについて、「トラブルシューティングに関するFAQ」の一覧を表示しています。
[FAQID:233]Sendmail Advanced Message Serverのインストールに失敗します。また、インストールは完了しましたが、メールの送受信ができません。

インストールおよび初期設定の手順について詳細に解説した「インストール・基本設定ガイド」を、下記URLにて配布しておりますので、こちらをご参照ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:234]削除したはずのメールアカウントの転送設定が残ってしまい、転送処理が行われてしまいます。

これはデザイン上ご不便をおかけしますが、現状では仕様と認識しているものです。
具体的には、Vacation notice と Forwarding 機能は Sendmail Advanced Message Server に同梱されている Switch が実行する機能であり、その機能の実現のために useraliases.db を参照します。
アカウントを Sendmail Advanced Message Server から削除した際に useraliases.db のエントリも
同時に削除されるべきなのですが、現状の作りではそのようになっておりません。
そのため、製品同梱の Sendmail Advanced Message Server Reference Guide の139ページ 9章 Troubleshooting に記述がありますように、ユーザアカウントの Vacation notice と Forwarding について、管理者から変更を加える場合(削除も含みます)には、コマンドによる手作業が必要となります。
下記に手順を示します。

[手順]
1.makemap コマンドを使用して、useralias.db をテキストに落とす
次のコマンドを1行で実行してください

makemap.exe -u hash "C:\Program Files\Sendmail Switch\etc\mail\useraliases" > "C:\Program Files\Sendmail Switch\etc\mail\editfile"

2.editfile という名前でテキストファイルができますのでエディターで
削除対象ユーザの行を削除します

3.編集後の editfile から useraliases.db を再生成します
次のコマンドを1行で実行してください

makemap.exe -N hash "C:\Program Files\Sendmail Switch\etc\mail\useraliases" < "C:\Program Files\Sendmail Switch\etc\mail\editfile"

4.useraliases.db はダイナミックに読み込まれますので Sendmail Advanced Message Server や Switch の
再起動は不要です

弊社と致しましては、本仕様につきましては改善要望を出しておりますが、現時点においては上記のコマンドラインより転送ファイルを編集する手法にてご対処ください。

[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2011/05/25 ]

[FAQID:235]Web Administration Console から、設定の展開およびサービス状態確認、メールキューの管理画面へ移動できなくなりました。

Webコンソールでの操作中、以下のエラーが発生することがあります。
エラー::SSLの接続試行中にエラーが発生しました:証明書の確認に失敗しました。正しい証明書をインストールしたか確認してくださいNo such file or directory

Sendmail Advanced Message Serverは、インストール時にSSL証明書を生成しています。この証明書は有効期間が1年となっており、上記エラーは証明書の期限が切れたことによって発生します。本現象は、証明書の再発行作業を行っていただくことで復旧可能です。
詳細については、下記のURLにございます「証明書再発行手順書」をご参照ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:236]perl.exeのCPU使用率が常に、あるいは一定時間90%〜100%の値で推移しています。

Sendmailは、システムの統計情報の作成のため、Sendmail Report Serverおよび Sendmail Log Parserというサービスが定期的(デフォルト1分に1回)にレポートの生成を行うための情報をログファイルに書き込みます。
メールの流量等にもよりますが、この際に一時的にCPUが100%となる場合があります。
また、両サービスは1日1回、(Log ParserがAM 2:00 とReport ServerがAM3:00)に、取得した情報をまとめて
データベースに格納する作業を行いますが、この際は特にCPUを占有する恐れがあります。
これらの作業時に、レポート対象となるログ情報が大量に存在した場合、上昇したCPU使用率が戻らない事例が稀に報告されています。
こちらの回避方法としましては、一定期間ごとにレポート関連のログを削除、もしくは、レポート関連の下記のサービス

・Sendmail Report Server
・Sendmail Log Parser

こちらを停止するという選択があります。

しかしながら、前者は、ログを削除した期間の統計情報を取得することができなくなります。
また、後者は今後レポートログが出力されなくなりますため、統計情報の閲覧自体が不可能となります。
統計情報のご利用予定がない場合、あるいは、ハードウェアスペックが弊社の推奨値より低い場合は、
サービスを停止いただくことをお勧めします。

詳細については、Sendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windows 運用ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:237]SDAPログのサイズが非常に大きくなっています(C:\Program Files\Sendmail Switch\var\log\sendmailswitch\sdap.log)

本ログは、Sendmail SDAP Serviceのの動作ログです。
本サービスは、Web上での設定変更を行う際に必要なサービスとなりますので、恒常的に停止することはできませんが、ログレベルを変更することにより、不要なログ出力を抑えることが可能です。


[sdap.log の出力レベルを変更する方法]
1.Windowsのサービス一覧より、以下のサービスを停止します。
Sendmail SDAP

2.以下のファイルを開きます。
C:\Program Files\SendmailSwitch\smadmin-3.1\gui\bin\sdap-server.pl

3. 39行目にログレベルの項目があります。現在のレベルは、
ゼロ(すべての動作を記録する)
となっておりますので、これを1(WarningおよびErrorのみ記録する)に変更します。

4.Windowsのサービス一覧より、以下のサービスを起動します。
Sendmail SDAP


上記のサービスは、管理者によるWebインターフェイス経由の作業時に利用するものであり、一時的に停止してもメールの送受信および一般ユーザーのWebコンソール上の作業には影響ありません。
また、肥大化したログはSendmail SDAP停止中に削除してください。
停止中にログを削除しても、サービス再起動時に再生成されるため、削除後に手動でログファイルを再作成する必要はありません。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:238]Sendmailと同居しているアプリケーションで、Socket Error(WSAEACCES(10013))が発生します。

Sendmail Advanced Message Server1.3.2は、インストール時に以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters の MaxUserPort

上記の値が、OSデフォルト値である"5000"から"65534"に書換えられます。
このため、5000番以上のポートをbindするアプリケーションがSenmdailと同居している場合、Socket Errorが発生します。
上記レジストリ値をデフォルトの"5000"に修正することで、本エラーを回避することが可能です。
5000以上のポートをSendmail Advanced Message Serverが一度に占有することは非常に稀であり、また仮に5000を超えた場合も
これを以ってエラーとするのではなく、それ以上の接続を拒否する動作となります。
レジストリ値をデフォルトに戻すことでの、Sendmail Advanced Message Serverの動作に対する影響はないと考えております。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:239]SMTPログに、以下のエラーが頻発します。WARNING:error:safesasl(C:\/Program Files/Sendmail Switch/etc/mail/sasldb)failed:No such file or directory

sasldbファイルは、主にSMTP認証機能利用時にユーザの認証情報を格納するデータベースファイルです。
しかしながら、Sendmail Advanced Message Serverのデフォルト設定では、SMTP認証を利用していない場合でもsasldbファイルの存在を確認し、ファイルが存在しない場合はログにこのようなエラーが記録されます。
このメッセージを消すためには以下の作業を行います。

1.C:\Program Files\Sendmail Switch\etc\mail (デフォルトでCドライブにインストールしたと仮定)の下に、拡張子なしの「sasldb」という名前のファイルを作成します。

2.エディタで作成したsasldb ファイルを開き、半角の「0」(ゼロ)を1文字だけ入力して上書き保存します。

以上でsafesaslエラーが回避されます。

この設定を実施されない場合、SMTPのパフォーマンスに影響する可能性があります。
本設定についての詳細は、Sendmail Advanced Message Server インストール基本設定ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:240]エイリアス、転送設定が有効になりません。

エイリアス、転送設定、自動応答設定が動作しない場合には、以下の点についてご確認ください。

◆1.エイリアスの指定はアカウント部分だけでなく、
 フルアドレスで指定する必要があります。

 誤った設定例
  KEY:sales
  MAPPING:user20

 正しい設定例
  KEY:sales@cskwin.co.jp
  MAPPING:user20@cskwin.co.jp

デフォルトでエイリアスに登録されているKEY設定は例外であり、フルアドレスで設定し直す必要はありません。
また、Sendmail for NT 3.0.2からのアップグレード実施時には、KEY設定がアカウント部分のみとなっている可能性が高いため、設定を見直してください。

◆2.
MTAの設定ファイルである.m4ファイルを作る際に、[新規作成]より作成した場合には
転送設定、自動応答に関する設定が有効になりません。
その為、.m4ファイルを作成する際にはインストール・基本設定ガイドの手順に従って、
[テンプレートからの新規設定]より.m4ファイルを作成する手順で設定を行ってください。

現在運用中であり、全ての設定をやり直すことが困難な場合、
以下の手順に従って設定を行ってください。

1.[既存設定の編集]より現在使用している.m4ファイルを読み込みます。
2.左フレームのメニューより[ルーティング]-[エイリアス]を選択します。
3.エイリアス・ファイルの項目に
 MAIL_SETTINGS_DIR/aliases,sequence:useraliases
 と入力します。
4.続いて、左フレームメニューより[カスタム設定]を選択します。
5.カスタム・ローカル設定の項目に
 Kuseraliases hash MAIL_SETTINGS_DIR`singuruquseraliases
 と追記します。
6.画面下の「適用」ボタンをクリックします。
7.画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を行います。


◆3.
「メッセージストア」- 「デフォルトドメイン名」に、ドメイン名が入力されている場合、
送信時の宛先にドメイン部分が不要となる利点がありますが、メールのルーティングが通常と
異なるものとなるため、ユーザがWeb画面より実施する転送設定および自動応答が有効となりません。
以下設定にて、ローカルメーラの設定からドメインを削除してください。


1.[既存設定の編集]より現在使用している.m4ファイルを読み込みます。
2.左フレームのメニューより「メッセージストア」を選択します。
3.「デフォルトドメイン名」に入力されているドメイン名を削除します。
4.画面下の「適用」ボタンをクリックします。
5.画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を行います。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2008/04/30 ]

[FAQID:241]下記のアプリケーションエラーが発生し、メールの配送が停止してしまいました。
「アプリケーション ポップアップ: sendmail.exe - アプリケーション エラー :
アプリケーションを正しく初期化できませんでした (0xc0000142)。」

このエラーは、Windowsのプロセスを立ち上げるために必要なデスクトップヒープの領域不足により、WindowsがSendmailのメール処理用子プロセスを生成できなかったことを表しています。

Sendmailのプロセスは、エンベロープ単位で 1つの子プロセスが起動しメールを処理します。
そのため、処理能力以上の大量のメールを送受信している環境においては、Windowsがデスクトップヒープ領域の空き容量が少なくなり、送受信のタイミングで上記のアプリケーションエラーが発生する場合があります。
特に、メール配送専用のスクリプトやアプリケーションから短時間に大量のメール配信を行っている場合に発生します。
本エラーが発生した場合、ポップアップメッセージを消すまでプロセスの開放が行われず、最終的にはSendmailの処理が停止します。

[エラー発生の抑制処置]
なお、根本的な解決にはなりませんが、アプリケーションエラーの発生をある程度抑制する処置として、Sendmailで処理するメール数を制御する方法があります。
既定ではSendmailのプロセス数は無制限に起動する設定となっているため、大量に送受信が行われる環境においては、以下に示すパラメータによってプロセスの起動数を制限する必要があります。

----------------------------------------------------------------------
1. 現在使用している.m4ファイルを読み込み、詳細設定画面を表示します。
2. [環境]-[サービス設定]をクリックします。
3. [接続レート・スロットル(CONNECTION_RATE_THROTTLE)]を設定します。この値は1秒あたりの接続数を設定します。
4. [子プロセスの最大数(MAX_DAEMON_CHILDREN)]を設定します。許容される子プロセスの最大数を制限します。
5. [検索]をクリックし、[検索オプション]からMAX_QUEUE_CHILDRENと入力し、検索します。
6. [最大キュー子プロセス数(MAX_QUEUE_CHILDREN)]を設定します。
各パラメータの設定比率は
子プロセスの最大数:接続レートスロットル:最大キュー子プロセス数=1:1:1
という比率で設定します。
7. 画面下の「適用」ボタンをクリックし、設定を .m4 に反映させます。
8. 画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を実施します。
----------------------------------------------------------------------

なお、平常時は「子プロセスの最大数」「最大キュー子プロセス数」のパラメータで指定された値+2までしかプロセス数は上がりません。しかしながら、Sendmailは処理を分割するために、一時的にwork_groupという単位で親プロセスを立ち上げ、
さらに子プロセスを作り実際のキュー処理を行わせています。
そのため、持続的に大量のメール(数千通〜数万通)を処理し続ける場合には、「子プロセスの最大数」と「最大キュー子プロセス数」のパラメータでもプロセス数を完全に制限することはできません。
従って、根本的な解決策にはなりませんがある程度の抑制効果にはなります。

また、レジストリの変更が可能な場合は、下記の手順にて共有メモリのリソースを拡張することをお勧めしております。
----------------------------------------------------------------------
レジストリエディタにて

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\
Control\SessionManager\SubSystems\Windows


SharedSection=1024,3072
を、
SharedSection=1024,3072,4096

へと変更します。

SharedSection=1024,3072

については、

SharedSection=1024,3072,512,512

のようになっている場合もございますが、その際は

SharedSection=1024,3072,4096,512

のように3番目の数字が変更対象となります。
----------------------------------------------------------------------

レジストリ変更後は、OSを再起動してください。
レジストリの改変はシステム全体に影響を及ぼしますため、作業前にはバックアップを取得いただき、十分ご注意の上での作業をお願いします。

これにより、sendmail.exe エラーの原因である共有メモリ(デスクトップヒープ)の値の不足を解消し、より多くのプロセスを生成可能とします。
4096 であれば、100個以上のプロセスを生成することが可能となり、sendmail.exe エラーが発生することはほぼなくなると思われます。

起動可能プロセス数を50〜100程度とした上でレジストリの拡張を実施することで、プロセスが無制限に生成されること防止した上で、エラーの発生も抑止することが可能となります。

[データ修正日:2011/11/8 ]

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:242]マルチドメイン環境下で、POP/IMAP認証に失敗します。

Sendmail Advanced Message Serverではマルチドメイン対応となったため、インストール時に定義したデフォルトドメイン以外のアカウントは "アカウント名@ドメイン名" の形式でメーラにアカウント名を登録する必要があります。
つまり、インストール時に指定したデフォルトドメインのアカウントでメールボックスに接続するには、

ユーザー名: アカウント名
パスワード: ******

と入力することでログインが可能ですが、追加したデフォルトドメイン以外のアカウントで接続する場合は、アカウント名の後にドメイン名を追加する必要があります。

ユーザー名: アカウント名@ドメイン名
パスワード: ******

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:243]SMTPログに、下記ののエラーが出力されます。
WARNING: Failed to get CPU utilization,PdhValidatePath(\Process(_Total)\% Processor Time) returned

SMTPログレベルを高く設定していると、このようなログが大量に出力される場合があります。

本ログはCPU Utilization(CPU占用度)情報の取得に失敗していることを示しておりますが、Windows版においては、
情報の取得ができないことが多々ございます。
CPU Utilization情報の取得はレポーティングの目的で行っているだけであり、取得が失敗したとしてもMTAの挙動には一切影響しません。

この現象はログレベルを"9"以下に設定することで回避されます。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:244]POP/IMAP接続時に、メールクライアントに以下のエラーが出力され、メール受信ができません。
"メッセージ番号nは取得できませんでした"

ファイルスキャン型のウイルス駆除ソフトが、ウイルスに感染したと判断したメールの本文部分のみを隔離、あるいは削除している可能性があります。
以下の手順によって該当のメールを削除してください。

例として、サーバ名:sams.cskwin.com、アカウント名:test パスワード:password とします。

1. コマンドプロンプトより、
"telnet sams.cskwin.com 110" と入力します。
2. popサーバのグリーティング画面が下記のように表示されます。
 +OK sams.cskwin.com Sendmail Server POP3 (1.3.2) (339)
 "user test" と入力します。
3. +OK と表示されるので、続けて "pass password" と入力します。
4. 認証に成功した場合は、+OK Maildrop locked and ready と表示されます。
  "list" と入力します。
5. 下記のように、受信メールの一覧が表示されます。左辺がメールの通し番号、右辺がメールのサイズとなります。

+OK scan listing follows
1 234234
2 51201939
3 0
4 111
.

サイズがゼロとなっているもの、上記の例では3番目のメールがエラーの原因となっているメールとなります。
6. "dele 3" と入力し、当該メールを削除します。
7. "quit" と入力し、POP接続を終了します。

今後の対策としては、アンチウィルスソフトのスキャン対象からSendmail関連のフォルダを除外してください。
Sendmail関連のフォルダとは、下記のものを指します。

C:\Program Files\Sendmail Advanced Message Server
C:\Program Files\Sendmail Switch

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:245]SMTPログおよびWindowsアプリケーションログに下記のエラーが出力されますが、これはどのような現象ですか。
Cannot reopen ./dfxxxxxxxxxx: No such file or directory ?

本エラーは、質問"POP/IMAP接続時に以下のエラーが出力され、メール受信ができません。"と同様に、ファイルスキャン型のウイルス駆除ソフトが、ウイルスに感染したと判断したメールキューを隔離、削除したことにより正常なキュー配信ができないことを示しています。

Sendmailは、キューを下記のように

ヘッダ部分:qf〜から始まるファイル
本文部分:df〜から始まるファイル

という2つのファイルに分けて処理を行います。

上記のファイルのうち、ウィルスが添付されている本文部分が隔離されてヘッダ部分のみが
キューディレクトリに残り、ヘッダ部分のみでの再送が繰り返されます。
このようなケースでは再送処理や送信不可の場合の処理等も成功せず、ヘッダファイルのみが延々蓄積していきます。

キューフォルダ(デフォルトでは C:\Program Files\Sendmail Switch\var\mqueue)
以下に、エラー対象となったファイルと対になる、qf〜から始まるヘッダファイルが存在しますので
そのようにヘッダ部分のみ残ってしまっているファイルに関してはエクスプローラ上から削除する必要があります。

今後の対策としては、アンチウィルスソフトのスキャン対象からSendmail関連のフォルダを除外してください。
Sendmail関連のフォルダとは、下記のものを指します。

C:\Program Files\Sendmail Advanced Message Server
C:\Program Files\Sendmail Switch

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:246]Sendmail Administration Consoleで、Tabが入力できません。

GUI上には "Windows ユーザ: タブ文字をシミュレートするには、[ALT]-[Keypad 0 0 9]を押してください"
という案内がありますが、表記の方法でタブ文字を入力することはできません。
別途テキストエディタ等でタブの入力された文字列を用意し、これをGUI部分に貼り付けることで対処ください。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:247]SMTPログおよびWindowsアプリケーションログに、下記のエラーが出力されますが、
これはどのような現象ですか。
"savemail panic cannot save rejected email anywhere"

Sendmail Advanced Message Serverがメールを受信した際に、受信者および送信者共に配信に失敗した場合には、
メールは管理者メールアドレスに転送されます。
本エラーは、管理者メールアドレスが設定されていないために、エラーメールの最終的な送信先が存在せず
発生しております。
システム障害の原因となる可能性がありますので、管理者メールアドレスの設定は必須となります。
設定方法については、Sendmail Advanced Message Server インストール・設定ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:310]Sendmail Single Switch 3.1.4パッチ適用後、Sendmail Administration Consoleに接続できなくなりました。

Sendmail Single Switch 3.1.4 パッチには、OpenSSLのアップデートが含まれており、パッチ適用の時点で
Webブラウザ内にCA証明書ファイルがインストールされている場合は、証明書が古いとみなされ、暗号化接続に失敗する場合があります。

その場合は、ご利用のブラウザから古い証明書を削除して頂く必要があります。
以下手順に沿って復旧してください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.Microsoft Internet Explorerを起動し、メニューの[ツール]-
[インターネットオプション] を選択し、[インターネットオプション]
ダイアログを開きます。
2.[コンテンツ]タブ-[証明書]ボタンをクリックし、[証明書] ダイアログを開きます。

3.こちらの証明書一覧より、一覧の発行先、発行者が共に FQDNであり、証明書のプロパティの
"詳細"タブにある発行者が、「Sendmail Switch CA」となっているものがSendmailの証明書となりますので
これを削除します。
すべてのタブについて、上記証明書の有無をご確認ください。

4. 証明書が見つからない場合は、証明書の再インストールをお試しいただければと存じます。

以下のファイル
C:\Progam Files\Sendmail Switch\etc\mail\smadmin-3.1\cert\smswitch-ca.crt

こちらをダブルクリックし、ウィザードに従い証明書のインストール作業を実施します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

関連事項
http://www.tsc.cskwin.com/faqtest/faqdetail.asp?id=311&product=1

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:311]Sendmail Single Switch 3.1.4パッチ適用時に、「libeay32.dll」のコピーで共有違反が発生し、適用に失敗するのですが。

※本現象はSendmail Swtich 3.1.6 Windows パッチの適用時・または適用後に発生する場合がございます。

install-patch.CMDにて、Sendmail MTAサービスを停止した場合においても、キュー配送用のsendmail.exe が起動している場合があり、このタイミングでパッチ適用を実施した場合、sendmail.exe の置き換えに失敗する場合があります。
これは、切り戻しにおいても同様であるようです。

この状態で動作に異常をきたすことはございませんが、脆弱性の修正は完了しておりません。
確実にパッチ適用を行う方法として、以下をお試しください。

-----------------------------------------------------------------
1.Sendmail MTAサービス、Sendmail Webサービスの停止します。

2.タスクマネージャを利用して「sendmail.exe」「openssl.exe」プロセスが存在していないことを確認。
 存在している場合は、当該プロセスを終了させます。

3.パッチの適用(install-patch.CMD ファイルを実行)

4.パッチ適用の確認
 MTA コマンドプロンプトから「sendmail -d0.1」を実行し、バージョンを確認する。

5.Web 管理GUIにアクセスしてバージョンを確認
-----------------------------------------------------------------

なお、パッチ適用は何度上書きで実行していただいても問題ありません。

関連事項
http://www.tsc.cskwin.com/faqtest/faqdetail.asp?id=310&product=1

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:479]アプリケーションログに、以下のようなエラーが出力されます。
"エラー発生アプリケーション perl.exe、バージョン 0.0.0.0、エラー発生モジュール msvcrt.dll、バージョン 7.x.xxxx.x、エラー発生アドレス xxxxxxxxxx"

本現象は、Windows Server 2003上でSendmailを動作させている場合、もしくは msvcrt.dllのアップデートを行った環境にて発生するエラーです。
本現象がメールの送受信には影響を及ぼすことはありませんが、残念ながら本エラーの出力を回避することはできません。
恐縮ですが本エラーは無視して運用していただきますようお願いいたします。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:480]アプリケーションログに、下記のエラーが出力されますが、これはどのようなエラーでしょうか。
Sendmail xxxx service terminated normally (exit status = 0) ... restarting service.

POP3D,IMAPD,LMTPD,AUTHPROXYDという4つのサービスは、Sendmail Message Store Manager Serviceに付随して動作するサービスとなっており、随時storemgrというプロセスとの間で生存確認を行っております。
お問い合わせいただいたエラーは、この生存確認の際にいずれかのプロセスから応答がない(もしくはStatusがビジーである)場合に、storemgr.exeが各サービスに対して再起動を行う仕様に基づく動作についてのログとなります。

しかしながら、現在、ログオフ作業時において、ほぼ100%本エラーが発生するという報告を受けております。
また、上記に当てはまらない通常のシャットダウン時にも、頻度は多くはございませんが本エラーは発生するようです。

本エラーはサービスの不具合を示すものではなく、致命的なエラーではありません。
しかし、このエラーの回避方法に関しては残念ながら確立されていないため、現在のところは、無視していただくようお願いいたします。

【09/11/05 追記】
プラットフォームであるWindows Server 2008 は、上記現象が解消されておりますバージョンとなります。
また、下記の条件である場合、上記現象の回避を行うことができます。

・プラットフォーム:Windows Server 2008 である
・ご使用のSAMSバージョンが、SAMS2.0Jである

[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2009/11/05 ]

[FAQID:481]アプリケーションログに、下記のようなエラーが出力されますが、これはどのようなエラーですか。
collect: premature EOM: Connection reset by [xxx.xxx.xxx.xxx]
SYSERR(root): collect: I/O error on connection from [xxx.xxx.xxx.xxx]
putbody: write error: Connection reset by xxx.xxxx.xxx.

本エラーは、Sendmail自体に問題があるものではありません。

collect: premature EOM: エラーは、SMTPコマンドの本文入力中に本文の末尾を表す ドット "." が入力されることなくクライアントからの接続が遮断されたことを示しております。
これは、クライアントからのコマンド入力を完全に受け切れていない状態となり、おそらくは、当該ホストとSendmailサーバ間の通信パフォーマンスが極端に悪いか、あるいはネットワークに何かしらの問題がある可能性があります。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:486]次のエラーが出力されます。"Fixed MIME Content-Type header field (possible attack)"

当該エラーは、不正なMIMEヘッダを含むメールが送信されてきたため、Sendmailが正常なヘッダに修正し正常に処理を行ったことを示しています。
本ログが多発する場合、アタックを受けている可能性もありますが、散発のものにつきましては、単に不正なMIMEヘッダを含むメールが送られてきただけであると考えられます。

警告としてイベントログに記録されますが、動作上は問題ありません。

[データ登録日:2007/02/07 ]

[FAQID:625] Windows 2003 Server SP2適用後、SMTP接続が頻繁に切れるようになりました。

本現象は以下URLにて公開されておりますパッチファイル「Sendmail Single Switch 3.1.7J Windows」を
適用することで回避可能です。

http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_patch.htm

※本パッチは、Sendmail Switch 3.1.6 Windows パッチの差分となります。
利用時は、既にSendmail Switch 3.1.6 Windows パッチが適用済みであることをご確認ください。

<Sendmail Switchバージョン確認方法>
======================================
Sendmailマシンのコマンドプロンプトにて、
telnet localhost 25

を実施していただき、表示される応答文の
Sendmail Switch-3.1.*(現在のバージョン)/Switch-3.1.*(アップグレード前のバージョン)
上記の「現在のバージョン」部分をご確認ください。
======================================

Sendmail Swtich 3.1.6 Windows の適用時・または適用後に以下URLにて紹介しておりますトラブルが
発生する恐れがございます。事前にご確認ください。

http://www.tsc.cskwin.com/faq/faqdetail.asp?id=312&page=1&product=3

[データ登録日:2007/11/08 ]

[FAQID:792]gmailからのメールが受信できない、またはメールが遅延して受信されます。

Sendmailはデフォルトで、相手先サーバがSTARTTLSに対応している
場合、STARTTLSによる通信を試みます。
ただ、STARTTLSの暗号化および相互認証を実際に可能とするには、
Switch用にSSL証明書を購入、あるいはOpenSSL等で作成した上で、
インストールする必要がございます。
Sendmail側に証明書がなくとも、受信時において送信元サーバが
STARTTLSに対応していれば送信元サーバの証明書を利用して
メールの暗号化のみは実現可能であるため、デフォルトでこのような設定となっております。
ただし、数か月前より類似のお問い合わせを複数頂戴しており、そのすべてが
gmailに関連するものであるため、送信側であるgmailで何かしらのSTARTTLSに関連する
動作の変更、たとえば、信頼されない証明書を利用したSTARTTLSに対する
制限の強化などといったものが行われた可能性があったことを想定しており、
それが原因により、メール受信に遅延が発生しているものかと存じます。

そのため、Gmail側の仕様については弊社ではわかり兼ねますが、sendmail側での対応としましては、
以下のSTARTTLS機能を無効にする設定を行っていただくことで、障害を抑制することも可能なため、
対策として以下をご案内いたします。

以下、STARTTLS機能無効設定について、確認および設定します。
====================================================
1. Web Administration Consoleよりログインします。
2.「既存設定の編集」より、ご利用のm4ファイルをロードします。
3. メイン画面左のメニューより、「スパム制御」「アクセス・データベース」
 をYesとし、「マップの編集」ボタンをクリックします。
4. ファイルがない旨のメッセージが表示される場合もそのまま進みます。
5. KEY、MAPPINGのそれぞれの項目に、以下の値を入力します。
 
 KEY       MAPPING
 Srv_Features:  S

※KEYは、":"(コロン)を含め入力ください。
※MAPPINGの"S"は、大文字のSとなります。

6. 画面上の「保存」、続いて「戻る」ボタンをクリックします。
7. スパム制御画面に戻りますので、画面下の「適用」ボタンをクリックします。
8. 画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を行います。
=====================================================

STARTTLSの発信側(Client)の場合は、以下の設定を実施することで、
STARTTLS通信を行わないように設定可能です。
---------------------------------------------
1. [メイン・メニュー] から [既存設定の編集] オプションを選択し、
 ご利用の.m4ファイルをロードします。
2. オプション・メニューから、[詳細設定] を選択します。
 [詳細設定] リスト・ボックスが表示されます。
3. [CLIENT_OPTIONS] を選択します。 [表示/編集] ボタンを選択して、
 このオプションをアクティブにします。
4. [追加] ボタンを選択します。
5. 表示されるテキスト・フィールドに M=S を入力します。
6. [適用] を選択して、新しい設定の適用、変更の保存、
 設定ファイルの展開を行います。
--------------------------------------------------

上記の双方を実施してください。
本設定により、STARTTLS機能を一切考慮しない(平文での)送信が
可能となりますので、お試しいただければと存じます。

[データ登録日:2011/08/31 ]

[FAQID:889]Microsoft Internet Explorer 8以降を利用すると一部のWeb画面が表示されなくなります。

Microsoft Internet Explorer 8以降(以下IE)を利用することで一部のWeb画面が表示されなくなる事象を確認しております。

1.Sendmail Administration Consoleへアクセス
2.[設定メニュー]→[サイトの設定]→[サイト管理]→該当するドメイン名をクリック
  →[ドメインの編集]→[ドメインの管理]ボタンをクリック
3.「Internet Explorerではこのページを表示できません」と表示されます。

本事象の暫定回避方法としては、ご利用いただくブラウザがIEである場合、IE7までをご利用いただき、IE以外である場合は、Firefoxをご利用いただき動作をご確認ください。
(弊社として最新版であるFirefoxにて動作を確認していますが、開発元のサポートとしては、Mozilla Firefox 3.6 までとなっております。)

または、Sendmailを導入いただいたマシン以外のブラウザより、
https://[SendmailサーバのFQDN]:8890
にて、アクセスしてください。

なお、Mozilla Firefoxについては、別の事象を確認しております。
詳細は以下をご参照ください。
http://www.tsc.cskwin.com/faq/faqdetail.asp?id=890&page=2&product=1

現在本事象について開発元へエスカレーションを行っております。
ご不便をお掛けし大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

[データ登録日:2013/07/30 ]

[FAQID:890]Mozilla Firefox 22.0を利用すると一部のWeb画面が表示されなくなります。

Mozilla Firefox 22.0を利用することで一部のWeb画面が表示されなくなる事象を確認しております。

1.Sendmail Administration Consoleへアクセス
2.@[設定メニュー]→[サイトの設定]→[サイト管理]画面にて、
    画面上部に表示されるはずの項目が表示されない。
  A[設定メニュー]→[サイトの設定]→[サイト管理]→該当するドメイン名をクリック
    →[ドメインの管理]→[ドメイン管理]画面にて、画面上部に表示されるはずの項目が表示されない。
※上記2通りにて、「追加」「項目の削除」「検索」ボタン および 検索用のテキストボックスが
  表示されない事象を確認しております。

本事象の暫定回避方法としては、ご利用いただくブラウザが Mozilla Firefox である場合、
21.0までのバージョンをご利用いただき動作をご確認ください。

なお、Microsoft Internet Explorerについては、別の事象を確認しております。
詳細は以下をご参照ください。
http://www.tsc.cskwin.com/faq/faqdetail.asp?id=889&page=2&product=1

現在、本事象について開発元へエスカレーションを行っております。
ご不便をお掛けし大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

[データ登録日:2013/07/30 ]

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