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Sendmail Advanced Message Server 1.3J WindowsのFAQ(印刷用)
Sendmail Advanced Message Server 1.3J Windowsについて、「運用に関するFAQ」の一覧を表示しています。
[FAQID:183]ログファイルのローテーションについて教えてください。

本製品において、自動的にローテーションするログファイルは、
SMTPログ(C:\Program Files\Sendmail Switch\var\log\以下) のみです。
SMTPログは、日次でファイルがローテートされ、当日を除いた7日分が保持されます。
これを超えたログファイルは、順次削除されるため、logフォルダ中には、常に8つのログファイルが存在します。

しかしながら、Sendmail Advanced Message Server1.3.2にはローテーション機能に不具合があり、実際にローテーションを実施するには、Sendmail MTAサービスの再起動を実施する必要があります。サービスを再起動するまでファイルは増加し続け、再起動のタイミングで、直近の8ファイルを残しすべて削除されます。

他のログファイルについては、定期的に削除を実施する必要があります。
詳細については、Sendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windows 運用ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。
http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

なお、弊社サポートセンターへお問い合わせいただければ、ログローテート用スクリプトのサンプルを
提供させていただきます。

[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2014/03/05 ]

[FAQID:184]削除する必要のあるファイルについて教えてください。

削除する必要があるファイルは、

・各種サービスのログファイル
・レポートファイル
・トランザクションログ

などがあります。各ファイルの詳細、また削除の方法などについてはSendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windows 運用ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:185]DNSの設定について、必要なものを教えてください。

Sendmail Advanced Message Serverによるメール送受信を行うには、以下の名前解決が可能である必要があります。

ループバックアドレス (localhost)
ループバックIPアドレス (127.0.0.1)
自身のホスト名
自身のIPアドレス
接続元のホスト名
接続元のIPアドレス
送信先ドメインのMXレコード

詳しくはSendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windowsインストール・基本設定ガイド
および 各種 DNSの専門書をご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:186]DNSの利用が不可能である場合でも、メール送信は可能ですか。またその際の対処法を教えてください。

DNSの利用が不可能な環境でも、別途専用の設定を施すことにより送受信は可能です。
詳しくはSendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windowsインストール・基本設定ガイド
をご参照ください。
また、旧バージョンでははhostsファイルには非対応でしたが、Sendmail Advanced Message Server1.3.2ではhostsファイルを利用した名前解決も可能です。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:187]メールキューの仕様について教えてください。

Sendmail Advanced Message Serverは、メール送受信の失敗時に、一時的にメールを保存するための領域として、キューフォルダが用意されています。
以下、通常キューフォルダに存在するファイルの説明です。
キューファイルはプレーンテキストであるため、テキストエディタにて閲覧可能です。   

qf〜 最初の2バイトがqfで始まるファイル、ヘッダファイル。多くの場合メールが滞留している理由をメッセージとして、1行(先頭Mから始まる行)で記録しています。

df〜 メールの本文。MIMEエンコードされています。添付ファイル付の場合も同様です。上記のqfで始まるファイル名と「〜」の部分が同じファイルが1対となり、1つのメールとなります。

rf〜 何らかの原因で、キューの配送が不可能となった場合に、qf〜 ファイルが rf〜 に書き換わり、その後の当該キューの配送が停止します。

xf〜 Sendmail Advanced Message Serverが処理中の排他制御用にこのファイルを生成します。

tf〜 qf〜同様の内容が記載されているファイルになります。本ファイルはテンポラリファイルであるためキューに残ることはありませんが、何らかの原因によりキューに残る場合があります。本ファイルは存在していても負荷にはなりませんが、削除しても問題ありません。

なお、Sendmail Advanced Message Serverが処理中のメールは排他制御されていますのでファイルがロックされています。
そのため処理中のメールはWindowsのメモ帳等のエディタで開くことができません。

【補足】
キュー管理画面の機能の一つである、内容の表示の際に全ての内容を表示しようとすると、
Sendmailの処理と競合して応答が無くなるまたは、遅くなる場合があります。
(Sendmail Administration Consoleの問題ではありませんので、ご了承ください)
この場合、時間を置いてアクセスしてください。また、急を要する場合は、Windowsのエクスプローラで、
C:\Program Files\Sendmail Switch\var\mqueueのフォルダを直接参照することで、キューファイルを直接参照することが可能です。

[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2009/11/25 ]

[FAQID:188]Sendmail Advanced Message Serverのバックアップ、リストア手順について教えてください。

Sendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windows 運用ガイドに詳しく記載がありますので、こちらをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:189]Sendmail Advanced Message Serverのインストール後にマシンのホスト名を変更することができますか。

インストール時に生成されるSSL証明書がホスト名情報を有しているため、インストール後のホスト名変更はできません。
変更した場合Sendmail Advanced Message Serverが正常に動作しない場合があります。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:190]エラーメッセージに表示されるホスト名、IPアドレスを隠したいのですが、可能ですか。

エラーメール等の自動返信メール中に、Sendmailのホスト情報が挿入されます。
本仕様はハードコーディングされておりますので、設定では変更することができません。
そのため、エラーメールからホスト情報を削除するには、一度 Sendmailによって生成されたメールを加工する必要があります。
Sendmailの標準機能で上記の処理を実施することはできず、別途オプションとして提供しております、
Sendmail MailStream Manager 2J にて後処理を実施する必要があります。
なお、Sendmail MailStream Manager 2J は総合的なメールフィルタリング用製品であり、その用途は多岐に渡ります。
詳細は、下記URLをご参照ください。

  http://www.cskwin.com/Products/SMM_index.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:191]transactionlogというフォルダ内のファイルが増加していますが、これはどのようなファイルですか。 またこれを削除しても問題ありませんか

C:\program files\sendmail advanced message server\database\transactionlog
本ファイルは、トランザクションログと呼ばれるものです。
トランザクションログとは、メールの送受信が行われた際に変更されたメールストアの状態を一時的に記録しておくためのファイルです。
あくまでもデータベースに格納される前の一時的な情報であり、最終的にデータベースに格納されるべき情報となります。

このファイルの処理に利用できるコマンドとしてmsdb_backup.exeというコマンドがあります。このコマンドを利用することで
トランザクションログのデータベースへの反映および削除が可能です。

msdb_backup.exeの利用方法については Sendmail Advanced Message Server 1.3.2J Windows 運用ガイドをご参照ください。

Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:484]Sendmail関連サービスのいくつかが「手動」となっています。これらを「自動」としたいのですが。

Sendmail Advanced Message Server インストール直後の各サービスには、"スタートアップの種類"が、自動のものと手動のものがあります。
このうち、デフォルトで手動となっていたものは、Sendmail Message Store Manager Service サービスに依存して動作するものとなり、この起動状態を "自動" へ変更されますと様々なエラーの原因となります。このため、以下のサービス

Sendmail Authentication Service
Sendmail Database Checkpoint Service
Sendmail Disk Manager Service
Sendmail IMAP Service
Sendmail LMTP Service
Sendmail POP3 Service

こちらにつきましては、"スタートアップの種類"を必ず"手動"のまま運用していただけますようお願いします。

※過去に、これらのサービスの状態を"自動"としたことにより発生したと
考えられる事例には、以下のようなものがあります。


・アカウントデータベースの破損
・各種サービスが停止、起動不可
・メールボックスとデータベースの不整合

[データ登録日:2006/12/27 ]

[FAQID:627]Sendmail Advanced Message Serverのインストール後にマシンのIPアドレスを変更することはできますか。

IPアドレスの変更は問題ございません。
また、IPアドレス情報につきましては、Sendmail の内部情報としては有しておりませんので、Sendmail側での設定の変更などは発生しません。

注意点としましては、SAMSの設定上、IPアドレスでのリレー制御、および SPAM 制御等を実施されている場合は、変更後のIPアドレスに応じて、設定の変更を要する可能性がありますので、あらかじめ確認をお願いします。
特にそれ以上の影響はありません。

[データ登録日:2008/03/12 ]

[FAQID:784]キューに格納されたメールの再送処理について教えてください。

配信したメールが一時的なテンポラリエラーとなった場合、メールはメールキューフォルダ
(デフォルトでは、"C:\Program Files\Sendmail Switch\var\mqueue")に格納されます。
キューに格納されますと、デフォルトでは以下の動作を行います。

1.キューに格納されたメールは、30分に1回、再送処理を繰り返します。

2.1の動作を繰り返し、初回の配送から4時間経過した段階で
  送信者にその旨を伝える警告メールが通知されます。(4時間後の1回のみ通知されます。)

3.その後、5日間メール再送を繰り返します。
  5日間で再送処理を終えられなかったメールは、エラーメールとして送信者に返ります。
  その後上記処理を終えたキューは自動的にキューフォルダから破棄されます。

[データ登録日:2011/05/06 ]

[FAQID:858]Sendmailが利用する Apache HTTPD サーバの脆弱性について

Sendmail Advanced Message Server1.3J および 2J については、Apache1.3を利用しています。
本バージョンにおける脆弱性について、SendmailのApacheは公開を前提として設計されておらず、
接続ポートもデフォルトで8890番と標準のものは変更しているため、影響は少ないと認識しています。

もしご懸念があるようであれば、設定ファイル
C:\Program Files\Sendmail Switch\smadmin-3.1\apache\conf\httpd.conf

こちらの末尾に、以下の設定を追記ただいた上で、
Sendamil Web Server サービスを再起動いただくことで対応可能です。

---ここから---------------------------------------------------
# Reject request when more than 5 ranges in the Range: header.
# CVE-2011-3192
#
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP:range} !(bytes=[^,]+(,[^,]+){0,4}$|^$)
RewriteRule .* - [F]
---ここまで---------------------------------------------------

ご参考資料
[Migration:] - [Option 2: (Also for Apache 1.3)]
http://mail-archives.apache.org/mod_mbox/httpd-announce/201108.mbox/%3c20110824161640.122D387DD@minotaur.apache.org%3e

Sendmailの開発元へ確認を行ったところ、緊急でパッチをリリースされる予定はないとのことですので、
Apache1.3には正式なパッチが出ないかと思われます。そのため、実質こちらが恒久対策になるかと存じます。

[データ登録日:2011/10/04 ]

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