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Sendmail Advanced Message Server 1.3J WindowsのFAQ(印刷用)
Sendmail Advanced Message Server 1.3J Windowsについて、「購入前のFAQ」の一覧を表示しています。
[FAQID:151]sendmailとは何ですか。何を行うソフトウェアですか。

1982年に、アメリカ カルフォルニア大学 バークレー校のEric Allman氏によって開発された
インターネット内で電子メールを配送するソフトウェア(MTA)です。
事実上のインターネットメール環境の標準ソフトウェアとして、多くのUNIX系OSに標準として採用されています。
sendmailは、当初オープンソースのソフトウェアとしてのみ公開されていましたが、
1998年に商用のsendmailを供給する Sendmail,Inc. が設立され、現在ではオープンソースの
提供と平行して、有償のsendmailの販売を行っています。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:152]Sendmail Advanced Message Server は、オープンソースsendmailのどのバージョンを元に作られていますか。

sendmail 8.12.10をベースに、独自の改良が加えられています。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:153]Sendmail Advanced Message Serverとオープンソースsendmailの違いは何ですか。Sendmail Advanced Message Serverの利点を教えてください

Sendmail Advanced Message Serverは、オープンソースsendmailをベースとして、Sendmail,Inc. が開発を行っています。

機能面では、オープンソース版にはない、リモート制御機能や、Webブラウザ経由での設定、管理を実現し、sendmail.cfの手動での編集を必要としません。
※特殊なルールセットの書き換え等の作業において、手動でのsendmail.cfの書き換えが必要な場合もあります。

その他、レポート機能やシステム監視機能等、Sendmail Advanced Message Server独自の機能が豊富に用意されています。

また商用版の利点として、サポート体制の充実が挙げられます。オープンソースの場合、設定、運用に関する質問については、ボランティアのコミュニティに頼らざるを得ません。
Sendmail Advanced Message Serverには、年間有償サポートが付属し、設定等の不明点についてのお問い合わせ、またトラブル対応のサービスを提供しています。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:154]Sendmail Advanced Message ServerとSendmail Single Switch、Sendmail Mailstream Manager、AntiLeakのそれぞれの特徴を教えてください。

◆Sendmail Advanced Message Server

Sendmail Advanced Message Serverは、オープンソースsendmailを元に開発された統合メールサーバソフトウェアです。
SMTPに加え、POP3、IMAP4サーバを1パッケージに統合し、安定したマルチドメイン対応のメールホスティング環境を提供します。
POP3/IMAPサーバは、オープンソースをベースとしない Sendmail,Incの独自開発のものを採用しています。
自身にメールボックスを持つことはできますが、メールリレーサーバとして、他のホストに対してのメールルーティングを行うことはできません。


◆Sendmail Single Switch

Sendmail Single Switchは、Sendmail Advanced Message Serverと同様にオープンソースsendmailを元に開発されたメールサーバソフトウェアですが、
Sendmail Advanced Message Serverと異なり、メールのルーティング機能を有しています。
主にDMZ等に配置し、メールリレーサーバとして利用します。
また、Sendmail Single Switch独自の機能として、Sendmailのオプション製品である、AntiLeak、Mailsteram Managerが用意されています。
LG-WAN環境でのメールの振り分けに付きましても、Sendmail Single Switchのみの対応となります。


◆Sendmail Mailstream Manager

Sendmail Mailstream Managerは、ウイルス対策、スパム対策、情報漏洩防止やコンプライアンスのためのメールポリシー設定、実施機能を統合したソフトウェアです。
ウイルス対策: McAfeeウイルススキャンエンジンを採用し、ウイルスメールの検知、駆除を行います。
スパム対策: Cloudmark社製スパム対策エンジンを採用し、スパム、フィッシング等の
メールポリシー設定: メール中のあらゆる情報(エンベロープ情報、ヘッダ情報等)のマッチングを行い、該当するメールに対して拒否、削除、転送等の処理を施します。マッチングには、正規表現が利用可能です。

単独でもMTAとして動作しますが、Sendmail Single Switchのような高度なルーティング機能は有していません。


◆AntiLeak

AntiLeakは、Sendmail Single Switchのオプションとして機能し、メールの監査、情報漏洩防止を目的としたソフトウェアです。
キーワードチェック及びルールに基づく拒否、削除、転送等の配信制御を行います。
また、Microsoft SQL Server 2000と連携し、メールデータのデータベースへの保存および保存メールデータのWebブラウザベースでの検索が可能です。

AntiLeakは単独では動作せず、Sendmail Switchとの連携が必須です。
※AntiLeakはWindows版のみのご提供となります。Linux版Sendmail Single Switchとの連携も
可能ですが、AntiLeakのプラットホームはWindowsであるため、マシンは別個に用意する必要があります。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:155]Windows版とLinux版がありますが、対応OS以外に機能面、性能面での違いはありますか?

Linux版には、POP/IMAPのプロキシサーバである popproxyがオプションとして付属していますが、Windows版にはありません。
また、Windows版、Linux版それぞれに特化したオプション製品があります。
オプション製品の詳細につきましては、弊社製品情報ページをご参照ください。

  http://www.cskwin.com/Products/products.html

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:156]対応OSおよび必要なシステム構成を教えてください。

下記の弊社製品ページをご参照ください。

  http://www.cskwin.com/Products/SAMS_13W.html#require

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:157]Sendmail Advanced Message Serverと同じマシンにインストールすることが禁止されているアプリケーションはありますか。

他のアプリケーションとの同居は基本的にお勧めしません。評価版などを利用して十分な検証を実施してください。
また、以下のアプリケーションの利用に際しては、特にご注意ください。

・Active DirectoryのドメインコントローラとなっているマシンにSendmail Advanced Message Serverをインストールすることはできません。
Active Directory環境内にSendmail Advanced Message Serverを設置する場合は、メンバーサーバとしてください。

・ファイルスキャン型のウイルススキャンアプリケーションを導入する場合は、下記のSendmail関連フォルダをスキャン対象から除外してください。

C:\Program Files\Sendmail Switch
C:\Program Files\Sendmail Advanced Message Server

これは、ウイルスメール本体がウイルススキャンにより削除、隔離された場合、Sendmail Advanced Message Serverのデータベースとの整合性に異常が生じる可能性があるためです。

その他、システムへの負荷が高いアプリケーションとの同居はなるべくお控えください。
同居を行う場合は、十分な検証を実施し、問題がないことを確認した上で導入してください。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:158]購入前に製品検証を行いたいのですが、評価版はありますか。また評価版の制限事項について教えてください。

はい、ございます。
評価版のダウンロードには「製品サポートWeb」でのユーザ登録が必要です。
評価版は30日間の試用期限が設定されていますが、それ以外は製品版と同様に利用可能です。

バイナリは、以下URLからご取得ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_eval.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:159]評価版からそのまま製品版への移行は可能ですか。

評価版のライセンスキーを、製品版のライセンスキーへ入れ替えることで移行可能です。
詳細は、評価版バイナリに付属のドキュメントをご参照ください。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:160]Sendmail Advanced Message Serverのインストール、設定にはどの程度の知識が必要ですか。

インストールおよび最低限の設定は、製品ドキュメントを基に問題なく可能ですが、実環境での運用に際しては以下の知識が不可欠となると思われます。

・TCP/IPに関する一般的な知識
   IPアドレッシング/ルーティング
   SMTPプロトコル
   POPプロトコル
   IMAPプロトコル
・DNSおよび名前解決に関する一般的な知識
・WindowsOSについての一般的な知識

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:161]Sendmail Advanced Message Serverのライセンスポリシー上、禁止されている利用方法はどのようなものがありますか。

主に、以下の点が挙げられます。

・Sendmail Advanced Message Serverをメールリレーサーバとして利用する場合
・Sendmail Single Switchのオプション製品(AntiLeak等)を利用する場合
・アカウント作成を行わず、専ら配送機能のみを利用する場合

上記のケースでの利用については、Sendmail Single Switchをご利用ください。

詳細は以下URLをご覧ください。

  http://www.cskwin.com/Products/Sams_Switch_Licence.html

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:162]Sendmail Advanced Message Serverを購入後、追加でライセンスが必要になった場合、追加することは可能ですか?また、その際、再インストールは必要ですか?

追加ライセンス版を購入することで、アカウント数の追加が可能です。
追加ライセンス版は、通常のメールボックスより割高となる場合がありますので、ライセンスの追加が前もって見込まれる場合は、あらかじめ余裕を持ったライセンス購入をお勧めします。
なお、ライセンス追加に必要な作業はキーの入れ替えのみとなり、アプリケーションの再インストールは不要です。

キーの入れ替え作業については以下のドキュメントをご参照ください。

  http://www.tsc.cskwin.com/download/samsw_doc.htm

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:163]Sendmail Advanced Message Serverを複数のマシンに分散して運用する場合、どのようなライセンスが必要となりますか。

Sendmail Advanced Message Serverのライセンスは、トータルのユーザー数により決定されます。例えば、1000mailboxes版をご購入の場合は、合計が1000アカウント以内であれば、複数のサーバに分散してアカウントを登録することができます。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:164]HA(High Availability)構成を行う場合、どのようなライセンスが必要となりますか?また、対応製品を教えてください。

別途、HA構成のためのライセンスを用意しております。ライセンスの詳細については、下記のURLをご参照ください。
ホットスタンバイ、コールドスタンバイのいずれにおいても、HAライセンスが必要となります。
また、クラスタソフトウェアを利用した冗長構成については下記の制限があります。

・共有ストレージはFibre Channelを利用したSAN(Storage Area Network)のみをサポートします。
・環境構築については、弊社コンサルティングサービスの利用が必須となります。
・Active - Active 構成は開発元の動作保障がないため、Active - Stand-by 構成のみをサポートします。

また、対応ソフトウェアについても制限があるため、ご購入前に弊社営業 sales@cskwin.com までお問い合わせください。

  http://www.cskwin.com/Products/SAMS_HA_table.html

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:165]Sendmail Advanced Message Serverを利用するためには、WindowsのCAL(Client Access License)が必要ですか?

マイクロソフト社のライセンスポリシーにあわせると、Sendmail Advanced Message Serverをご利用の際にはアクセスするユーザ数だけのCALが必要になると思われます。
ただし、弊社では特にCALの購入を必須としたご案内は行っておりません。
あくまでもマイクロソフト社のライセンスポリシーに基づいて考慮していただく必要があります。
従いまして、弊社よりご購入の可否をご案内することは難しく、本件に関しましてはマイクロソフト様にご確認いただくようお願いいたします。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:166]購入したライセンス数以上のアカウントを追加するとどうなりますか。

アカウント追加作業時にエラーとなり、追加することはできない仕様となっています。
何らかの手法によりライセンス数以上のアカウントを追加することが可能であったとしても、ライセンス違反となるのでお控えください。

[データ登録日:2006/10/10 ]

[FAQID:488]製品購入後に、ライセンスキーを紛失してしまったのですが。

ライセンスキー情報を紛失された場合は、製品がインストールされたサーバ上よりライセンスキーを採取してください。

それぞれのライセンスキーは、以下のファイルに格納されています。



・Sendmail Advanced Message Serverのライセンスキー
Sendmail Advanced Message Server\etc\mail\mstore.lic

・Sendmail Single Switchのライセンスキー
Sendmail Switch\etc\mail\Sendmail.lic

・Sendmail Mobile Message Server のライセンスキー
sendmail\smms\smms.lic


なお、Linux版については以下を参照してください。
http://www.tsc.cskwin.com/faq/faqdetail.asp?id=489&page=1&product=9

[データ登録日:2007/05/24 ]

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