エイリアス、転送設定、自動応答設定が動作しない場合には、以下の点についてご確認ください。
◆1.エイリアスの指定はアカウント部分だけでなく、
フルアドレスで指定する必要があります。
誤った設定例
KEY:sales
MAPPING:user20
正しい設定例
KEY:sales@cskwin.co.jp
MAPPING:user20@cskwin.co.jp
デフォルトでエイリアスに登録されているKEY設定は例外であり、フルアドレスで設定し直す必要はありません。
また、Sendmail for NT 3.0.2からのアップグレード実施時には、KEY設定がアカウント部分のみとなっている可能性が高いため、設定を見直してください。
◆2.
MTAの設定ファイルである.m4ファイルを作る際に、[新規作成]より作成した場合には
転送設定、自動応答に関する設定が有効になりません。
その為、.m4ファイルを作成する際にはインストール・基本設定ガイドの手順に従って、
[テンプレートからの新規設定]より.m4ファイルを作成する手順で設定を行ってください。
現在運用中であり、全ての設定をやり直すことが困難な場合、
以下の手順に従って設定を行ってください。
1.[既存設定の編集]より現在使用している.m4ファイルを読み込みます。
2.左フレームのメニューより[ルーティング]-[エイリアス]を選択します。
3.エイリアス・ファイルの項目に
MAIL_SETTINGS_DIR/aliases,sequence:useraliases
と入力します。
4.続いて、左フレームメニューより[カスタム設定]を選択します。
5.カスタム・ローカル設定の項目に
Kuseraliases hash MAIL_SETTINGS_DIR`'useraliases
と追記します。
6.画面下の「適用」ボタンをクリックします。
7.画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を行います。
◆3.
「メッセージストア」- 「デフォルトドメイン名」に、ドメイン名が入力されている場合、
送信時の宛先にドメイン部分が不要となる利点がありますが、メールのルーティングが通常と
異なるものとなるため、ユーザがWeb画面より実施する転送設定および自動応答が有効となりません。
以下設定にて、ローカルメーラの設定からドメインを削除してください。
1.[既存設定の編集]より現在使用している.m4ファイルを読み込みます。
2.左フレームのメニューより「メッセージストア」を選択します。
3.「デフォルトドメイン名」に入力されているドメイン名を削除します。
4.画面下の「適用」ボタンをクリックします。
5.画面上の「展開」ボタンをクリックし、設定の展開を行います。
Sendmail関連のドキュメントは、以下のURLからご取得ください。
[データ登録日:2006/10/10 / 最終更新日:2008/04/30 ]